未払い残業代請求のつづきー。
今回は、お国の機関に動いていただきます!
「労働基準監督署」
“労基署”
と、略されることが多いですね。
この行政機関は色々と噂があり、
私にとって、
“味方になってくれるのか?
または、敵となるのか?”
見極めながら、
じょ~ずに利用させていただきましょう♪
全くお金もかかりませんし(笑)
労働基準監督署へ申請のための準備
さて、労働基準監督署に動いてもらうためには、
“自分で請求してみた”
と言う事実が必要です。
なので前回、
お願い状や内容証明書を、
会社に対して送付しました。
結果は予想通り、
全面否認でしたが(笑)
次は、
その事実を盛り込んで、
ある程度形式に則って書類を作成。
申請書類は決まった形式がありませんので、
好きなように書いても良いのですが、
相手は行政機関。
ただ、
ダラダラと要領を得ない文章では、
相手にされないばかりではなく、
不利に働くかもしれません。
なので、
前回おすすめした書籍や、
自身で調べた例文を利用することを
おすすめします。
そして一番大事なことは、
“明確な労働基準法違反”
を、自身の事例・証拠と
法律を照らし合わせて、
理路整然と述べなければなりまん。
『〇〇条違反です。
なぜならば、こういうことを会社は行っており、これが証拠です、証拠添付。』
みたいに。
なので私も、
労働基準法、
労働契約法、
労働安全衛生法
など色々、
特に労働基準法は
大切なのでしっかりと学びました!
申請書のページ数は多くはないけれど、
内容が濃いものになり、
2週間くらいかかりました。
ふ~っ、
疲れたつかれた~( ;∀;)
いざ、労基署へ乗り込む!!
お願い状をブラック会社に
送付してから1ヶ月が経ったある日の午前、
私は、労基署の前に立っていました。
手には、
2週間かかった申請書!
内心、
“どんな対応されるのだろう?
受理してくれるかなぁ”
“いやいや、2週間学んで作成した書類、
きっと大丈夫だ!!”
と、
行ったり来たりの心の動きに一喜一憂し、
焦りと高揚感も混ざってきて・・・
立ち止まっていても仕方がないので、
一歩踏み出して、
いざ、労基署のドアを開きました・・・
監督官と2時間のお話・・・好印象かも!?
労基署のに入った第一印象は、
“なんか、ぴりぴりしているなー”
働いている人はそうではなかったのですが、
相談や申請に来ている人が結構いて、
まさに話している最中の人達も。
そうそう、注意点があり、
申請で労基署の訪れた時は、
「監督官をお願いします」
と伝えましょう。
ただの事務おばちゃんや
おじさんでは話になりませんから(笑)
受付を済ませ机に通されましたが、
隣は仕切りが一枚あるだけで、
話は丸聞こえ!!
((((;゚Д゚))))
そんな、
混沌とした労基署の日常を、
緊張と楽しさで味わうこと10分少々、
監督官がやってきました。
担:“はじめまして、監督官の○○です。”
私:“はじめまして、△△です。”
担:“本日はどのような件でお越しになりましたか?”
私:“はい、数ヶ月前まで5年間働いていました会社に関して、色々な違法な事がありましたのでご相談と申請に来ました”
担:“具体的にはどのようなことですか?”
私:“はい、色々ありますのでこの申請書をご覧ください”
証拠書類を含む結構なボリュームの書類を
担当官に渡すと、
しばらく沈黙の時間が過ぎていく・・・・
・・・・
担:“はい、だいだいの内容は把握できました”
私:“ありがとうございます”
担:“しかし、これに関しては・・・
また、これに関しては・・・
これに関しては・・・・”
と、
私の申請に対して一つ一つ説明してくれました。
受け付けられない案件、
しっかり調査しますという案件、
などなど、
話をしっかり聞いてくれ、
かなり真剣に受け止めてくれて、好印象♪
そして、
担:“この申請書、ご自身で作成されたのですか?”
私:“はい、プロではないですが友人と話し合い、書類作成、証拠集めは自分で行いました!”
担:“凄いですね、ここまできちんと出来た書類はあまり見ないですので感心しましたよ”
私:“ありがとうございます。
素人ですが、色々調べて何とか書類が完成出来て良かったです。”
時計を見ると2時間近く過ぎており、
お互い熱い真剣なやり取りで、
あっという間な感じでした。
担:“今後は、担当を決めて相手の会社に連絡し、経過状況等を随時ご連絡していきます”
私:“お忙しい中、ご相談を受けて頂きありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。”
あいさつを済ませて、
私は労基署を後にしました。
・・・
自宅に帰るまで、
身体は熱く、心は高揚していて、
“よし、やってやる!!”
と、
強く意気込んでいました。
ブラック会社の都合で二転三転。長~い月日が流れていく・・・( ;∀;)
労基署に申請してから1週間ほど経つと、
連絡が・・・
“おっ、もう決着か?”
と、変な期待感で(笑)、
私を呼んでいるケータイさんへ手を伸ばす。
“はじめまして、
私、今後担当させていただきます□□と申し
ます。よろしくお願いいたします。”
“そして会社へは、
申請があった次の日に、1週間以内に書類 の提出を指示し、その後に「臨検」に入る予定です。”
とのことでした。
仕事早いですねー、
あと1か月くらいで解決するんじゃない?
ヽ(´∀`)ノ
・・・
と思っていたのですが、
その後からが、もうグダグダ。
ブラック会社の臨検日が二転三転したり、
やっと臨検に入って指導して、
改善案・反論等の書類の提出を指示しても、
提出がまた長い。
“遅いのは会社の作戦か!?”
“それとも、ビビって対応に困惑しているのか?”
と、
申請したのは自分なのに、
なぜか追い詰められている感覚(笑)
なんたかんだで、
申請してから2ヶ月の月日が
流れていきました。
労基署への申請の結末!
結果を先に言いますと、
「物別れ」
になりました。
理由としては、
①金額が全く折り合わない
②責任の所在があいまい
金額は、
・メインの残業時間がかなり改竄されている
・計算単価が違う
・利息が無い
・他に請求した項目3点に対して
責任の所在は、
私は何の権限も無い平社員であり、
この時になっていきなり「管理者」扱い。
管理者だから、
責任者だから、
これやあれやの請求は認められない。
と、ブラック会社さんはおっしゃっております!!(#゚Д゚)
そして、
今後は二人の弁護士が、
代理人としてお相手してくれるようです!
ふ、ふ、二人も弁護士が相手だって、
な、何にもこわくないもーん!!
((( ;゚Д゚)))
さてさて、
このブラック会社との闘いは、
これからどうなっていくのかなー?
つづく
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