“次の作戦は労働局の「あっせん制度」だ!!”
と、友人との話し合いで決めて、
黙々と申請の準備です。
さてさて、あっせん制度の結果はどうなったのか?
労基署介入の物別れから1か月
なんだかんだで、
労基署が介入した件から1か月が過ぎようとしていました。
その1か月間くらい会社とは、
会社側が労基署に提出した、
「私の労基署への申告への反論書」
「会社主張の未払い残業時間計算書」
を送付依頼するなどのやり取りをしていました。
しかし会社の対応はいつも遅く、
やっと送られてきた書類も稚拙なもので、
私で修正する始末・・・
以前から会社の対応には不誠実さを感じていたので、
このまま当事者間でやり取りを続けていくよりは、
なにかしら第三者を介した話し合いが良いと
つくづく感じていました。
うん?あっせん申請が受け付けられない?
善は急げ!と、
さっそく管轄の労働局に申請へ。
労働局に入り、受付を済ませ、
奥の部屋へ通される。
少しの時間待っていると、
担当者がやってきました。
簡単にお互いあいさつをして、
私が申請の内容を伝える。
担当者は一通り聞き終わると
口を開いてこんなことを・・・
“未払い残業代に関してのあっせんは、
当局では受付できません”
はっ?????
((;゚Д゚))
理由は、
「労働基準法違反は労働基準監督署の管轄」だから!
その後は、
その一点張りであっという間に終了。
納得いかないまま、
労働局を後にしました。
後日、電話でその労働局の他の人や、
他の労働問題機関へ確認してみると?
結果的には、
私の内容が上手に伝わっていなかったようで、
相手はまだ「労働局が間に入っている」と
認識していた様子。
でも、
それまでの流れを伝えたはずだったんだけど?
まぁ、人間には間違いはありますので、
自分の伝え方に問題があったということでー( ´艸`)
その確認している時に、
すすめられたことがありました。
“無料で弁護士に相談できますよー”
おっ、
いいんじゃないですかー♪
利用させてもらいましょう!
無料弁護士さん
すすめられて、
無料の労働問題相談に行ってみました♪
私的にも、
自分の作成した書類を、
“専門家に見てもらいたい!”
というのがありましたので、
いい機会です。
早めに着いたので、
ちょっと椅子に座って待ちます。
その施設には、
労働問題に関する最新の本が、
多くはないですが色々ありました。
待っている時間、
「未払い残業代請求」に関する書籍や、
実際の判例などを見てお勉強。
でも、
そんなに時間があるわけではないので、
今後争いが続くようなら、
ここで書籍を借りようかなーと思っていたら、
時間になりました。
・・・・・
少し緊張しながら部屋へ入ると、
そこには、女性で40代半ば、
ふくよかで少し頼りないなーという印象の
弁護士さんがいました。
私が聞きたい項目を数点ほど聞きましたが、
あまり要領を得ない回答ばかり・・・
まぁ素人の私ですから、
聞き方も良くなく、
弁護士さんの回答を理解できなかったのかもしれません。
また、専門家としてハッキリ断言したら、
後から突っ込まれるということもあるのかもしれませんし、
法律って、世間が思っているほど簡単ではなく、
とてもデリケートなものなのでしょう。
法律の使い方一つで、
裁かれる立場は一生をふいにするかもしれませんので、
慎重になるんでしょうね。
他には、無料と言うのもありますので、
めんどくさかったのか、
お腹が空いていたのかもしれません( ´艸`)
30分と言う無料相談は、
ホントあっという間に終わり、
あいさつをして部屋を出ました。
この件で学んだことは、
“無料には期待しすぎないことー”
でした(笑)
改めてあっせん申請をする!!
改めて労働局へあっせん申請。
今度はスムーズに受け付けてくれました(笑)
時間は1時間もかからなく、
1週間後には、あっせんの日が伝えられました。
「〇月✖日」
とのこと。
・・・・・うん?
なんと、約2か月後でした!!
なんでそんなに先なのか聞いてみたところ、
あっせん申請がここ数年メチャクチャ増えてきたこと、
そして、会社側の都合らしい。
まぁ仕方がないので受けました。
また情けないことに、
あっせん日の1週間前頃に労働局から連絡が!?
“会社側から書類の請求がありましたのでFAXしていいですか?”
とのこと。
会社は、
直近まで私の提出した資料をほとんど読んでいなかったようで、
忙しいこともあると思いますが、
会社へは、ただただ呆れるばかりです┐( ´Д`)┌
やっと迎えたあっせん当日!
やっとこの日がやって来ました!
あっせんの日です。
今日で和解して、
“この闘いを終わりにするぞー!!”
と友人と話しながら、
二人で労働局に向かいます。
思い起こせば、
計画から1年、
自分で請求してから半年が過ぎ、
結構疲れていました。
慣れない専門的書類作成、
分からないことがあれば
自分で調べることを繰り返す日々。
生活があるので、
もちろん普通に働いていました。
それが、
今日で終わりになるのかーと思うと、
気持ちが楽になってきます♪
いよいよあっせんの始まり!
今回この争いの中に入ってくれ、
担当してくれた方は女性の弁護士さん。
まず私が先に呼ばれました。
私の提出した書類をもとに、
30分ほど話をしたのですが、
でも、なんかこの人とは合わないなー
と言う印象が強かったのを覚えています。
次に会社側が呼ばれて、
こちらも30分くらい話していた様子。
そして、また私が呼ばれて、
その際に伝えられたことは、
“会社側は、主張通りで一切譲らない様子です。
・・・ですが、このあっせん限定で、
○○〇円で和解を提案してきています。”
???
私、会社側、お互い1回目の弁護士の聞き取りでは、
全く主張を譲らなかった様子。
でも、会社側は、
その主張の倍の金額で、今回限りで和解を希望とのこと・・・
“会社は何を考えている!?”
“どこかに罠があるんじゃないか?”
などなど、
短時間で色々な考えが頭の中を回っていました。
なので私は、その和解案の理由や明細を求め、
2回目の聞き取りを終了させることに。
一旦、頭を整理するつもりでしたが、
まとまる前に3回目の呼び出し。
早いなー( ;∀;)
会社側は、和解案の一点張りの様子。
そしてなんと驚いたことに、
弁護士も和解案の一点張り。
執拗に和解を勧めてきます!!
((((;゚Д゚)))
私は、まだ話し合いたい項目がありましたし、
和解案の詳細を聞きたかったのですが、
もうその時のあっせんの流れは、
“和解案の、YES or NO”
以外選択できなくなっていました。
時間的には1分ほどかもしれませんが
私は色々なことを考えに考え、
出した答えが
“NO”
結果的に、
あっせんでも和解はできませんでした。
この日で終わらせるつもりでしたので、
友人と二人で結果を話しながら、
お互い疲れた一日を反省し、
今後の簡単な戦略会議へ・・・・
敗因というか、今回の反省点は、
「労働局のあっせんには過度な期待をしない!」
です。
私の経験則ですので、
あなたの場合には当てはまらないかも?
なので、参考程度にー( ´艸`)
このあっせん制度は、
・司法判断や判決は無い
・強制力は無い
私のように、
細かいところまで話し合いたい人や、
複数の案件を請求している人には
向いていない制度と言えるでしょう。
それにしても、
忙しいかもしれないし、
めんどくさいのかもしれないけれど、
最後の弁護士の和解へしつこいプッシュは
正直イヤでした。
でも、実際に自分で準備して申請して、
結果を受けて、全て自分で経験できたことは、
色々学べて良かったです。
さーて、
次回の「借金完成への道!」は・・・・?
つづく
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